目黒飴
☆お咄し売り
古くは「富の出番」、富くじの当たり番号を紙に印刷して売り歩いた。 それを買うのは、「富くじを買った人」ではなかった。 裏では富くじの当たり番号による賭博が行われていたのである。
☆十七屋(飛脚屋)
満月十五夜の二日後は十七夜、これを「立待月」とよんだ。 飛脚に文を頼むと「たちまち着く」ので「十七屋」。
※十三屋というのは櫛屋、9+4=13。
☆十九文屋
何でも十九文で売っている露店。 後に物価高で三十八文屋になった。
☆馬がしゃべる
元禄六年江戸「馬が口をきき・流行病の予告をした」との噂が広まった。 幕府は流言を取り締まるため、江戸町民一人ひとりから調書をとった。 これにより、江戸町民が353,588人であることが判った。
☆明治初期は物真似名人「猫八(江戸屋猫八とは別人)」、子ども相手に動物鳴き声の物真似をして飴を売り歩いた。 この特異な芸が認められ・宴会にもよばれ、やがて三遊亭円遊の弟子となり・明治十四年五月二日寄席芸人となった。
コメント