楽寿館
☆梅御殿
明治/1868-1911
木造2階建、銅板葺、建築面積150㎡
旧小松宮三島別邸の一部。池に臨む主座敷の床柱に梅が用いられている。敷地の高低差を利用したスキップフロアー状の建物で,西方の下階に玄関を設け,東方の上階に6畳と9畳3室を並べ,東南矩折れに10畳座敷を配する。数寄屋意匠による宮家住宅の一事例。
☆玄関
玄妙な道に入る関門なので玄関、仏道の入門口であった。
☆楽寿園
三島市の略々中央にあり富士山に源を発しその成因をなした第1次噴火の熔岩流が、愛鷹、箱根両火山の裾合の谷を縫って、この地点まで達したもので、多孔貭の所謂三島熔岩の典型的な露出をよく見ることが出来る。かつ熔岩上に発達した自然林がよく保存され、また熔岩下の伏流が豊富かつ清洌な水源をなして流れ出ている。即ち熔岩流末端の標式的地形として豊富なものである。
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