旧和田家住宅 (2)
☆旧和田家住宅 製茶工場
明治/1902/1951増築
木造平屋建、鉄板葺、建築面積169㎡
主屋西隣に東西棟で建ち、木造平屋建、切妻造鋼板葺で、東面と南面を下屋とする。北西寄りの桁行七間梁間三間分が当初の蚕室部で、小屋に二層の簀子床を張る。養蚕用に建てられ、後に製茶工場とするため拡張された経緯をとどめ、生業の変遷過程を示す。
☆旧和田家住宅 土蔵
明治/1887頃/1902頃移築・2008改修
土蔵造2階建、瓦葺、建築面積50㎡
主屋南側に東西棟で建ち、土蔵造二階建、置屋根式の桟瓦葺である。北西面に、茶葉乾燥用のノキバと称する下屋を廻らす。外壁は腰を洗出し仕上げ、上部を漆喰塗として水切を廻らし、北面の上下階に二箇所ずつ窓と戸口を設ける。茶農家の屋敷構えを整える土蔵。
☆旧和田家住宅(クロスケの家)主屋
旧和田家住宅主屋は、木造2階建て瓦葺きの建造物です。 明治35年(1902年)頃築造と推定され、昭和32年(1957年)に県内の越生町から移築されました。 一般的な農家の土間は、時代とともに小さくなる傾向にありますが、製茶の過程で生の茶葉を広げる必要から、広い土間を有している点に特徴があります。
☆旧和田家住宅(クロスケの家)製茶工場
旧和田家住宅製茶工場は、木造平屋建て鉄板葺きの建造物で、明治35年(1902年)に蚕室として建てられ、その後、茶工場とするために増築されました。 養蚕を行っていた頃の名残や、茶業のためのプロペラなどの設備が見られます。
☆旧和田家住宅土蔵
旧和田家住宅土蔵は、土蔵造2階建て瓦葺きの建造物です。 明治20年(1887年)頃の建築と推定され、製茶作業場のほか、茶の最盛期に働きに来る人々の宿泊所としても活用されました。
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