興照寺
○興照寺
明全和尚、越後高田藩主側室の子として生まれるも母親と共に城を追い出され、そしては母を失い僧侶になり・修行の後、興照寺住職となった。 四国霊場を巡るおり鯖大師の伝説を聞き、鯖大師建立となった。 身の丈六尺・目方四十貫といわれる。
弘法大師が大阪巡礼のおり、金子なく宿に泊まれなかったので川の土手で野宿をすると、行儀菩薩の夢を見た。 朝起きて歩き始めると馬の背に魚をのせた馬子に合い、「魚を一匹恵んでください」と言うも断られた。 しばらく歩くと、先ほどの馬が倒れていたので御加持水を与えたところ馬は元気になり、馬子は鯖一匹を供え出した。
弘法大師はもらった鯖を海に放つと、鯖は生き返り泳ぎ去った。
※鯖大師伝説は各地にある。 ただし当時の鯖は「塩鯖」。
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