小豆粥
○小豆粥
一月十五日の朝は小豆粥を食べる。 かゆかき棒を「オッカド」の木で作り、はらみ箸(祝箸)で食べ、粥が熱くても吹いて食べてはいけない。(吹くと田植えのときに大風になる) この小豆粥をとっておき、十八日に食べる(十八げえ)と風邪をひかないと伝えられている。(水上町) また二十日に、オッカド棒を十文字に縛り屋根に投げ上げる地方もある。(根村) その他の地域でも、この粥掻き棒に関する風習が数多くある。
※「オッカド棒は御門棒の意味で、カツノキ(ヌルデ)の太目の枝を長さ30センチほどに切って2本用意する。根元に近い方を男に、先に近い方を女にする。」そうだ。
※蚕がよくとれるようにと栗を入れる地域もある。
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