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群馬での暮らし:片品村

Katashina 《グンマを話そう》
 沼田より片品村へ向かう事を「利根の東入り」、三国峠へむかう事を「利根の西入り」と言う。 今でも、沼田から車で一時間ほどかかるこの地は、山々で囲まれ標高も高く(役場でも813m)、その気候は冬長く・春無く・夏短く・秋短く・年中曇空に覆われ、日本海気候である。そのため住民は時間を惜しんで山稼ぎと養蚕に精を出し働いた。「朝食→茶菓子、昼飯→朝飯、おやつ→昼飯、夕食→夕飯」とさえ言われた。「雪隠よりとま(里)へでろ!」は土地の言葉である。
※片品村には「星野」性が多い。 また、「夜這い」の習慣もおおらかだったらしい。


○端歌・草刈歌

国を出るときゃ泪で出たが 今じゃ越後の風もいや
水の流れがさかさになれば 流れていきたい檜枝岐
可愛いい男は待つ夜にゃ来ない 待たぬ夜に来て門にまつ
来るか来るかと待てども来ない 浜の松風音ばかり
可愛いい男が二度来るならば 一度はお駕籠で送りたい
三松橋から大蛇が出ても 伊閑町通いはやめられぬ
蚕三十日は旦那さんのメカケ おかみさんとは仲たがい
蚕あがれば蚕の金で つれてゆくから辛抱しな
来るか来るかと三松の橋で 待てど暮らせど来はせない
待つが辛いか待たれる辛さ 親の目を見て出る辛さ
思うお方に思われないで 思わぬお方に思われる
晋馴染とつまづく石は あいたかったと後を見る
男振りより金より心 金で買われぬ心意気
男よいのに惚れるな女子 男よいのにゃ実が無い
男伊達なら片品川の 水の流れを止めてみな
水の流れも止めよで止まる 止めて止まらぬ色の道
どうせこうなりゃ二足のわらじ ともにはいたりはかせたり
親の意見も一度はハイと あとは出雲の神次第
可愛いい男と夏吹く風は そよと入れたいわが寝間へ
可愛いい男に謎かけられて 解かにゃなるまい朱子の帯
可愛いいけれども門に立ちゃ乞食 門に立つまい立たせまい
可愛いいけれども貴方は仇 固いわたしを迷わせた
固いわたしを迷わせおいて ほかへ手を出す義理知らず
可愛いい可愛いいが家まで知れて ぅちの親達ァ寝ずの番
家の親連達ァ寝ずの番しても 逢わずに帰した事はない
可愛いい男の子でさえあれば 産で死ぬともはらみたい
可愛いい男と四つ手を組んで 朝日さすまで寝てみたい
可愛い男の来る夜は知れる 風の吹く夜か閤の晩

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