群馬での暮らし:二荒山vs.赤城
《グンマを話そう》
○二荒山vs.赤城:日光編
ある昔、赤城山の神と二荒山の神との間に、中禅寺湖の水利権を巡り争いが起きました。 ある晩赤城の仁王が水を盗みに行き、二荒山の仁王と水掛戦争となり、飛び散った中禅寺湖の水で大沼と小沼ができました。
その後も戦いは続き、ついに日光側は「大蛇」に・赤城側は「大百足」に姿を変え大戦争となりました。(今回の話は日光編なので、自国が大蛇となっている) やがて、足尾が日光軍に・小川(片品)が赤城軍に加わり、戦場ヶ原で戦闘が繰り広げられました。
そこで、日光の神は鹿島の神に相談して、弓の名人と言われる小野猿麻呂の力を借り、大百足の左目を射抜きました。 傷ついた赤城の神は、某4月8日片品川にたどり着き、杖代わりの弓を岩に突き立てると温泉が沸き出し、この温泉で傷を治しました。 これが後の「老神温泉」です。
※二荒山の神を追い返した地点を「追い返し」・逃げる二荒山の神を追っかけていった地点を「追う神」と呼んだのが、「追い返し」→「追貝」・「追う神」→「老神」になったとも言われている
☆日光
古くは「二荒」、弘法大師空海が「にこう」と読むのが吉というので、二荒→ふたら→にこう→日光→にっこう。
※「二荒」の起源は、数多くの説がある。
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