グンマでは、葬儀に「赤飯・強飯」を出す地域もあった。 これは、人間は「生まれてのお産めし・結婚式のお高盛り・死んだ時の枕めし」と三回お高盛りすると言われ、葬儀は普段の生活と違う「人生の大イベント」との考えからである。 ただしお葬式の赤飯は色を控えめにしたいわゆる強飯であった。
※葬儀に出る赤飯(色をつけないこともある)を「念仏玉」と言ったそうだ。
※地域によっては、老人は赤飯・それ以外は強飯とし、デハノメシと呼んだ。 この赤飯を葬後の念仏玉として出すこともあり、やがては葬式饅頭へと変わったらしい。
お正月に食べるのは「あずきめし(小豆飯)」といい、うるち米で普通のご飯と同じに炊く。(赤飯はもち米を蒸す)
赤飯は特別な時に食べるものなので、粗末な食べ方をしてはいけないとされ、 「赤飯にお湯をかけて食べると嫁に行くとき雨が降る」などとも言われている。
※ランク的には
餅>赤飯>すし(のり巻き・いなり)>まぜご飯・五目飯>小豆飯>うどん> ……となる。
○葬式饅頭
緑と白(関東)・黄色と白(関西)の組み合わせがつかわれた。 地域によっては、しのぶ饅頭・春日野饅頭・春日饅頭、など。
○白蒸しおこわ・みたま
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