○カユカキ棒・ハラミ棒
オッカド(またはヌルデ)の木で作る、腹の部分が膨らんでいるのでハラミ棒とよばれる。(稲の実が大きくふくらむようにと大きく作る) カユカキ棒の割れ目に繭玉をはさみ小豆粥をかき回す、割れ目に入ったかゆの粒で豊作を占う。(粥占) かき回す回数も決められていることが多かった。 また、どんなに熱くても口で吹いてはいけないとされた。 「田植えに風が吹くから、吹かずに食べろ」といわれている。
※ハラミ箸には、子孫繁栄(妊娠)の意もある。
※家例によっては、粥ではなく「そば」などを食べる。
※ヌルデの木は「カツノキ(橳)」ともよび、縁起の良い木とされる。
※橳町(ぬでじま)という地名・苗字もある。
○粥杖・粥かき棒
木偏に勝で橳(オッカド・ヌルデ)、地域によっては「苦を抜く」ので椚(櫟)。
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