ぐんまわらべうた:やかがし
○やかがし歌
四十八虫の口の
焼きもげるように
どっとどっと (ぺっぺっ)
稲の虫の口やき
麦の虫の口やき
きびの虫の口やき
大豆の虫の口やき
野菜の虫の口やき
どっとどっと(ぺっぺっ)
※二股に分かれた豆木に、いわしの頭を刺し囲炉裏で焼く。 「焼き嗅し」が訛ったもので、悪臭により目に見えない邪悪なものを家の中に入れないようにしたのが始まりと言われている。(虫封じ) 案山子の一種との説もある。
○虫の口焼き
二股の柊に鰯の頭と尾をさし囲炉裏で炙り(豆木の場合もある)、囲炉裏のまわりの人々に順番に渡され、各自呪文を唱える。
「稲の虫の口を焼き申す。 ペッペッ」 「茄子・胡瓜・稲・麦・小麦・小豆・大豆・その他四十八色の虫の口を焼き申す。 ペッペッ」、など地域により異なる。
※ペッペッは唾をはきかける。
※大晦日に豆撒きをする地域もある。
※室町期以前の京都では、イワシに代わってボラの頭だったといわれる。
☆どどのつまり
オボコ→スバシリ→イナ→ボラ→最後はトド。
☆トドのつまり・鮱
成長に伴い、ハク→オボコ・スバシリ→イナッコ→イナ→ボラ、さらに80cm以上にもなる。 行きどがないので、トドのつまり。
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