群馬での暮らし:たくあん
○漬物
藪塚本町は、大根生産トップクラスであり、たくあん用の「理想大根」がつくられている。 これは、土壌がよい・日照時間が長い・干すための風と、たくあん作りの条件をすべて満たしているからである。 この他、「小玉すいか」も作られている。
○藪塚本町・たくあん
1889年4月1日、大原本町村・藪塚村・山之神村・大久保村・六千石村・寄合村が合併して藪塚本町となった。 桃・栗・茶・西瓜・まくわ瓜・甘藷など乾燥に強い樹木作物がつくられた。
1909年大原に「有限責任大原信用購買生産販売組合」が設立され、俗に「大原大根組合」とよばれタクアンを製造販売した。 この当時のタクアンは桐生機屋の女工さんの食事用となったが、1921年組合は倒産した。
1933年練馬大根が不作となり、その後埼玉の農家が大根を見捨てたため、1960年頃には漬物用大根の主生産地となった。 そしては需要が増大したので、手間のかかる干し大根をやめて生漬に変わった。
※甘藷は澱粉にして宝酒造木崎工場にも納入されていた。
※西瓜は「日本一の紅小玉」となった。
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