○中原村道祖神・中原部落から落合部落へ引っ越したとされる。(1760年作)
1760年暮れも押し迫った十二月下旬、一人の石工が中原村一里塚にさしかかった。 まわりを見ると、人影もなく貧しそうな部落であり、村には貧乏神と病魔が住み着き、村中病魔に犯されていた。 村には道祖神が無かったのである。
そこで石工は、正月に間に合うようにと、村はずれに小屋掛けし七日間一心不乱に心魂込めて刻み続けた。
十二月三十一日、ついに道祖神が完成した。 村人たちは小躍りして喜んだ、そして唖然とした。 こうして中原村は元気になった。
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