幽霊子育飴
○幽霊子育飴
墓の中で生まれた嬰児に、母は幽霊となり毎夜飴などを買い与えて育てた。 不思議に思った店主が後を追うと、そこは墓の中から鳴き声が聞こえた。 救い出された子は後に高僧となった。
※地域により、飴・団子・菓子・砂糖など異なる。
※東京では白雪糕、越後では越の雪、仙台では算木菓子(算木餅)、などある。
由来
~母の深い愛情の物語~
命をつないだ飴の由来 今は昔、慶長四年京都の江村氏妻を葬りし後、数日を経て 土中に幼児の泣き声あるをもって掘り返し見れば亡くなりし 妻の産みたる児にてありき、然るに其の当時夜なよな飴を 買いに来る婦人ありて幼児掘り出されたる後は、来らざるなりと。 此の児八才にて僧となり修行怠らず成長の後遂に、高吊な僧になる。 寛文六年三月十五日、六十八歳にて遷化し給う。
されば此の家に販ける飴を誰いうとなく幽霊子育ての飴と 唱え盛んに売り弘め、果ては薬飴とまでいわるゝに至る。 洵に教育の上に、衛生の上に此の家の飴ほど良き料は外に なしと今に及んで京の吊物の吊高き品となれりと云う。
☆子育飴
東海道・小夜中山の名物水飴が、東海道金谷の名物となった。 昔山賊に襲われた女人から生まれた子供が、里人に水飴で育てられ、後に刀剣師となり仇を討ったと伝えられる。
☆子育飴・仙台真福寺子育明神
真福寺に埋められた女人に赤子が生まれ、 乳に代わりに三浦飴屋に飴を買いにきたと伝えられる。
☆赤ん坊の小便
嬰児尿でヤヤコシイ→ややこしい
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