○水果子・水菓子(平安時代末期)
扇面古写経 下絵模本 東京国立博物館
※果物を水果子と呼ぶのは江戸流、関西では生物・なりもん。
☆酒菜
酒を飲みながら食べる菜、酒の肴のこと。
☆果子
奈良平安時代に、ウリ・モモ・ナシ・カキ・クルミ・シイノ実・ヤマモモ、などを果子とよんだ。
※小麦粉や米粉を揚げたのが唐果子、これに対して木に実るのが(木)果子。 後に、水気の多い果物が現れて水果子とよぶようになった。
※柿は干し柿のこと、奈良平安時代はほとんどが渋柿だった。
☆みかん
古くは蜜柑系の柑橘類として橘があり、中身を捨てて・皮を干し・伸ばして食べたらしい。 平安時代の公家饗膳のくだものとは、林檎・柿・梨すべて輪切りにして干したものだった。
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