吉原
☆吉原遊女の指切り
小塚原で女処刑人があるたびに小指を買い求めた、といわれる。
☆ひやかし・冷やかし
浅草周りで紙漉きをしていた職人達が、古紙を煮てと溶かし・冷えるのを待つ間、吉原遊郭に遊女をからかいに行った。 ので「冷やかし」。
※素見千人 客百人 間夫が十人 色一人
☆花魁道中
妓楼のある江戸町~揚屋のある京町を、太夫や花魁が煌びやかに歩いた、江戸と京への往復というので「道中」。
☆郭
古くは曲輪、遊女屋の密集した地域は城のように堀や塀で囲われ・出入り口の大門は城の大手門に似ていた。
☆ヨシが生えている地だったので「葭原」とよんだが、験が悪いというので「吉原」としたらしい。
☆采女塚
寛文年間新吉原雁金屋の遊女「采女」に心を寄せた若い僧侶が師から固く制され悩んだ末、雁金屋の前で自害してしまった。 采女は悲しんで浅茅ケ原の鏡が池に身を投げた。 時に十七才。翌朝、草刈りの人たちが
名をそれとしらずともしれさる沢の あとをかがみが池にしずめば
としるした短冊を見つけ、采女とわかり・塚に葬った。
※保元寺(法源寺)・台東区橋場1-4-7
※出山寺・台東区清川1-13-13
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