萩日吉神社
☆児持杉
萩日吉神社の鳥居の横に、ひときわ高くそびえる。 男杉と女杉が合体した、この木を拝むと子宝に恵まれると言い伝えられている。 推定樹齢八百年、幹周り男杉9.35m・女杉7.15m、樹高40m
☆大カヤ
幹周り6.6m・樹高16mの巨木です。 斜面に沿って26mにわたり枝を張って屹立する姿は、神聖な木として人々に畏敬の念と共に守り伝えられてきたことを伺わせます。 推定樹齢一千年ともいわれ、一説には慈光七木の一つにも数えられています。
○奉納猿・納め猿・山王猿
山王様の使い神である猿にちなんだ故事の一つに「納め猿」・「猿と針」という信仰行事が戦前まで続けられていた。
「納め猿」は一月十五目に執行される流鏑馬祭りの当日、神社の参道で売られていた。 戦前には流鏑馬祭りの日には露店商・見世物小屋が立ち並び、十万に近い人出でにぎわいをみせていた。 「納め猿」を売る人は神社の近くに住む三~四軒の家にかぎられ、値段は特に決められていなかったようであるが二銭程度で信者に授けられていた。 猿は素朴で単純な形をし、材料き地元でドロノ木・ドロンボーとよぶ木を用い・皮を削り自然乾操させ赤と黒で淡く採色して仕上げたものである。
別に使い古した縫い針を添えてタナバタ紙で筒状に包み・両端をオヒネリにして求める人に授与する。 求めた人は家庭に持ち帰り神棚に供えてから家族の具合いの悪い所を刺すとなおると信じられ、特に幼児と安産のために効能があったという。 そして望みが成就すると神猿は求めた金額の倍額を添え社頭に納める。 さらに願をかける場合は再び猿を借り、一年後に二倍にしてお返しするのをならわしとしていた。
☆山王様の石、小石が成長したといわれる。
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