大間木氷川神社
この本殿は、寛文七年に大宮氷川神社本殿が再建されるのに伴い、旧社を買い受けたものと伝えられていました。 平成5年には不審火により損傷してしまいましたが、平成7年から8年にかけて解体修理が行われ、その際寛文七年の棟札が発見されたことから、この言い伝えが確かなものであることが分かりました。
本殿の形式は一間社流れ造りで、大きさは、間口2.56m・奥行2.45mで、1.96mの向拝が付いています。 屋根はこけら葺きであったので、こけら葺き形銅板葺きに修理してあります。 また、蟇股の彫刻は特に優れたもので、向拝の蟇股は竹に虎の図柄・身舎正面の蟇股は松に鳳凰の図柄をそれぞれ透かし彫りし・極彩色に仕上げられています。 江戸時代前期の貴重な建物として昭和47年に市指定文化財に指定されています。
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