« 黄金だしうどん | メイン | 忠七めし »

吉田家住宅

Ogawa_yoshida1○吉田家住宅
 埼玉県比企郡小川町勝呂423-1、0493-73-0040

江戸中期/1721年
桁行21.0m・梁間10.6m、寄棟造・一部二階、茅葺、南面、西面、北面庇付

Ogawa_yoshida2

Ogawa_yoshida3

Ogawa_yoshida4

Ogawa_yoshida8

Ogawa_yoshida9

Yoshidake00  小川町は、関東平野の西端に接する比企丘陵に位置し、古くから養蚕と製紙で知られている。 吉田家はこの地の農家である。
 主屋は寄棟造、茅葺、間取りは当初、広い土間と板間、および二室の座敷から構成されており、関東地方における古い農家の典型的な形式であった。 現在は田の字形に改造されている。
 この建物は、座敷の上に養蚕用の二階が作ってあり、この二階がある側面の屋根の軒先が切りあげられている。 養蚕の影響が家の造りにあらわれた最も早い例として注目される。 また大きな改造がなく、建築当初から現在にいたる間取りの変遷もよくわかる。

 吉田家住宅は、享保6年 に建築された、実年代のわかる県内最古の民家です。平成元年 に国の重要文化財建造物に指定されました。 建物の規模は、桁行21.8m・梁間10.5mを測ります。
 茅葺、入母屋造りの大きな民家で、間取りは「三間広間型」と呼ばれる奥に二間の畳敷きの座敷、手前に広い板間のある江戸時代の典型的なものです。 板間にはいろりが切られ、土間の中央やや北側に大きな一口のかまどがあります。 南側の大戸脇には風呂場があり、北側には流しが造られています。
 土間の東半分はうまやです。 北東部には浅い掘り込みがあり、ここに馬もしくは牛が飼われていました。 南側には腰窓があり、ある時期には紙を漉いていました。 南側から西側にかけて縁側が巡り、北西部には便所があります。 座敷の上には二階が造られています。
 1984年の調査で柱に貼り付けてあった棟札が見つかりました。 ここには「享保六丑歳霜月吉祥日」と記され、この民家を建設した時の祈祷札であることがわかりました。

コメント

コメントを投稿

コメントは記事の投稿者が承認するまで表示されません。

ブログ記事を検索できます

  • Google

ブログ画像を検索できます

下記のアルバムを見る時は、右クリックから新しいウィンドウを開いてください。

ミニカー

  • Minicar1323a
    [Diecast cars]
    Any question available.
    Please ask in コメント column.

駄菓子

  • Dagashi1870a_2
    10円玉の世界-DAGASHI

めたる

  • Orgel_2b
    銅板・銀板の世界

北海道の昔

  • 啄木像
    北海道観光 in 1960'

札幌の昔

  • 定山渓
    札幌・定山渓

函館の昔

  • 啄木像
    函館・大沼

青函連絡船

  • Mashu_1fc
    田村丸から十和田丸まで .

浦和の昔

  • Aburaya1952
    浦和周辺

川口の昔

  • Kawaguchi41
    川口周辺

Nicolai Bergmann

  • Nicolai17a
    Nicolai bergmann
    (BOX ARRANGMENT)
    by ESTNATION