新宿中村屋
☆新宿中村屋・新宿区新宿3-26-13
明治三十四年創業。 相馬愛蔵・黒光(良子)夫婦が本郷のパン屋「中村屋」を買い取り、そのままにパン屋をはじめた。 明治三十七年シュークリームをヒントにクリームパンを製造販売、明治四十二年新宿に移転しボルシチ・月餅・中華まん・缶入り水ようかんなども販売した。
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本郷時代
相馬夫婦が事業を始めようと新聞広告を出し、帝大斜め前の中村パン屋を店主中村萬一から使用人ごと七百円で譲り受け、明治三十四年十二月三十日開店した。 当初は、菓子パンは焼けるが・食パンを焼く技術は無かったが、帝大前の店なので学生相手に食パンは売れなかった。
明治三十七年愛蔵が築地で買ったシュークリームをヒントに、「中村屋のクリームパンとクリームワッフル」を売り出した。
書生良(黒光)の税金が膨らみ経営を圧迫するようになり、明治四十年十二月十五日新たな店を内藤新宿町に開いた。 明治四十二年には餅菓子を売り始めた。
※素人の相馬夫婦は、中村萬一夫婦からパン製造の指導を受けた。
※中村萬一は米相場に失敗して店を手放した。
※愛蔵が店で洋酒を売ろうとしたが内村鑑三に止められたらしい。
※内藤新宿町の店、向かえは薪炭商(後の紀伊国屋書店)だった。
☆独立の闘争、ラス・ビハリ・ボース
大正四年インド独立運動闘武士ラス・ビバリ・ボースが日本に亡命、頭山満の要請で相馬夫婦が店員達の協力を得て中村屋裏庭アトリエにかくまった。(英国大使館から追われていた、後に解除された)
後に相馬家娘俊子と結婚し日本帰化するも、俊子二十八歳で死去。 このボーズが伝授したのが「インドカリー」。
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