常福寺
柴山にある曹洞宗の寺で除堀(現久喜市)の不動寺の末寺、山号は聚光山・由緒は不詳・本尊は不動明王。 常福寺には寺の前を流れる見沼代用水の開削に当たった紀州流土木技術者である井沢弥惣兵衛為永の墓石がある。
☆常福寺の井沢弥惣兵衛の墓
元文三年三月一日死去。 墓は千代田区麹町の浄土宗心法寺・法名は崇岳院殿隆譽賢巌英翁居士。 心法寺の墓石には「俗名井澤彌總兵衛爲永行年七十六」とあり、享年が正しいとすると寛文三年生まれになる。 また、見沼代用水流域の埼玉県白岡市・柴山伏越近くの常福寺にも分骨された墓がある。 さいたま市見沼区の萬年寺には、文化十四年に弥惣兵衛の功績を称えて「頌徳碑」が建てられた。
子の楠之丞正房も弥惣兵衛を名乗り、元文四年に手賀沼新田方となるなど、父と同様に治水で活躍した。 さいたま市緑区の見沼自然公園に井沢弥惣兵衛の銅像が建てられている。
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