☆陀羅尼助(あほにだら・あほんだら・あほだら)
大阪には「陀羅助」という、極めて苦い健胃整腸薬があったらしい
☆陀羅尼助・お百草・煉熊(だらにすけ・だらすけ)
キワダの樹皮から作った健胃整腸薬、全国各地にあった。 僧侶が、陀羅尼経を誦するときの眠気予防として用いた、のがはじまり。 大和国吉野洞川産が有名。
大峯山の麓・洞川に、太古の時代から受け継がれてきた胃腸の妙薬です。 天武天皇の頃、各地に疫病が流行しました。 天皇の指示で様々な対策が試みられましたが、一向に衰える気配がありません。 そこで、当時修験道の開祖として崇められた役行者が、大峯の山中に自生していた「黄はだ」という木の皮を水で煎じて薬をつくり、人々に与えました。 すると、たちまち疫病は治まり、その薬によって多くの人命が救われました。 この薬こそ「陀羅尼助丸」であり、その後、役行者が洞川の村人にこの薬の製法を伝授し、江戸時代には、和漢胃腸薬の妙薬として民衆の中に広まっていったとされています。
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