☆蒲鉾
古くは材料を竹の棒に筒状に巻いて作った。 その形が蒲の穂に似ていることから、「蒲鉾」と呼ばれるようになったとされ、竹を抜き去ると現在の竹輪の形になる。
後に板の上に成形した「板蒲鉾」が登場し、区別のために「竹輪蒲鉾」と呼び分けていたが、元祖の方は「蒲鉾」が脱落して単に「ちくわ」となり、板蒲鉾の方は逆に板が外れて「蒲鉾」になった。
平安時代の『類聚雑要抄』には藤原忠実が永久三年に転居祝いに宴会を開いた時の串を刺したかまぼこが載っている。 これを確認できる最古の文献上のかまぼこであるとして、業界団体がその数字をとって11月15日を蒲鉾の日としている。
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