《グンマを話そう》
○館林城
五百年ほど前、大袋城に赤井山城守照光なる殿様が住んでいました。 ある日、照光一行が千代田村にさしかかると、子供達が子狐を捕まえていじめていました。 照光は家来の鉢形惣五郎に言って、子狐を放してやりました。 ある夜、庭の茂みの中に男が現れた。「この前は子供を助けていただいてありがとうございました。 お礼に良い土地を照会するので新しい城を建ててはいかがてすか。」 と言うと、沢山のキツネがたいまつを照らして道案内し、親キツネの指示の下新しい城の設計図を描きました。
こうして、弘治二年館林城が築城されました。 そして親キツネは「稲荷新左衛門」と名乗りお城を守りました。この城は、キツネが尾を引きながら案内したので「尾曳城」とも呼ばれています。
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